American Football 来日ライブ 赤坂BLITZに行ってきた

更新するのが遅くなってしまったが、忘れないうちに書いておこう。

今月の6月7日、エモロックの金字塔で伝説のバンド、American Footballが来日した。東京と大阪で計三回ライブがあり、僕はそのうちの赤坂ブリッツの一日だけ参戦した。前日の公演では終わった後にメンバーが写真撮影やサイン等に応じたらしい。なんてことだ羨ましい……。

 

東京メトロに乗り、赤坂見附に着く。

付き添いの友人とまずは軽い腹ごしらえへ、日高屋油そばを食す。

リーズナブルだが満足の行く味、コスパは大事だなーと他愛無い話をしつつも徐徐に近づいて来るライブの時間に胸が高鳴る。開場時間になったのでブリッツへ移動。ドリンクはビールを選択して、喫煙所で軽く一服。この時吸った煙草は何故かめちゃくちゃ美味かった。

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客層は様々だった。タトゥーだらけのロック兄ちゃん、チェックのネルシャツを身に纏った見るからにナードな青年、ロキノン風黒髪マッシュ野郎など、みんなが今日アメリカンフットボールを見に此処に集まってるのか……と思うと少し胸が熱くなった。それと可愛い女の子も結構多くてこれは意外だった。エモ好きの女子と一体どこの世界線で出会えるのだろうか? 謎である。

 

前座で日本のミツメというバンドがパフォーマンスをした。2、3曲知ってる程度で深くは聴いたことがなかったが、彼らの曲では『あこがれ』『煙突』という曲が凄く好きだ。The1975風のギターリフの曲で、ちゃかちゃかとノリが良い。ボーカルが度々MCをするのだが、凄く謙虚な青年だった。

「次はアメリカンフットボールのライブなんで楽しんで行ってください……」と控えめなMCである。もう少し自分たちのバンドを売り出してしまっても良いのでは……と思ったが、バンドのテイスト的にもこのくらい朴訥としてるの丁度いいのかもしれない。演奏はとても上手で、ギターソロも弾けていた。楽しかった。

彼らの演奏中に、舞台袖でマイクキンセラを含めたアメフトのメンバーが見ていて、それに気づいた瞬間、僕は凄くテンションがあがってしまった。『ま、マイクだ!本物だ!』と心の中で叫んだ。

そしてミツメのライブも終わり、いよいよ真打ちアメリカンフットボールの登場……。

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格好よすぎる! 新旧含めた楽曲でライブは進められた。

大好きなHonestly? のギターリフが弾かれた瞬間、身体に熱が入る。やばいやばいやばいと頭の中で繰り返していた。あー、やっぱマイクギターうめぇな。ラモスのドラム迫力すげー。何この変拍子なのに乗れちゃう感覚は。音楽に身を委ねて、僕はずっと身体を揺らしていた。

マイクは朝日のスーパードライを飲みまくっていた。缶を開ける音が会場に響くとオーディエンスは皆笑った。

My instincts are the enemyのイントロは何度もミスを繰り返してやり直していた。マイクのこの適当差加減も格好いいんだよなぁ。

それにしても憧れのマイクキンセラのギタープレイは胸に来るものがあった。この人に自分はどれだけ影響されてきたのだろうか。ソロプロジェクトのOWENも含めて、彼の弾くギターはとても切なく、美しい。

 

そして、ライブもいよいよ終盤。ギターのホルムスがミュートをして軽くイントロだけを弾く、Naver meantだ! 

マイクが少しMCをすると、ラモスのドラムが入ってあのイントロが始まる。うわぁぁぁ、きた。

ライブが終わるんだ。ずっと聴いていたい。目頭が熱くなる。

「Let's just forget〜」僕も一緒になって歌った。

この曲はやはりアメフトファンにとっては特別だ。エモの歴史に残る名曲であり、入り交じるように鳴る変則チューニングによるギターのアルペジオは、感情を最高潮に揺さぶる。

ロディアスで疾走感があり、ディストーションなどに頼らなくても、エモーショナルを表現できた奇跡の一曲。

彼の曲と過ごした日々を思い出し色々な情景が心を行き交った。挫折と焦燥感に苦しんだ時、女の子に振られた時、首都圏から離れて地方で過ごした学生時代、ど田舎の夜に星空の下でひとりタバコを燻らせながら聴いたNaver meant.....。

これから僕はどうなるのだろう、ただ分かるのはこの先もきっとこのバンドの曲を僕は聴き続けるだろう、そう思って僕は彼らが去って行くステージの上をずっと見ていた。

魔法のような夜は終わり、僕は友人と電車に揺られて、家に帰った。