2018-02-14 届かないままに 詩 向かい側の君は 嫌いだったあの歌を 今日は何故か口ずさみながら 雨が通り過ぎるのを待っている あの日の僕ならば それを聴いて目を閉じて 心の中、伴奏をそえて ふたりだけの世界に浸るのだろう 今はその意味もなんとなしに 分かりかけた僕がいて こころの青が悲鳴をあげて張り裂けそうになった